夜間頻尿の症状と対策を解説!

多くの人を悩ませる「夜間頻尿」の症状と生活への影響

夜間頻尿とは?診断の目安となる回数

夜間頻尿(やかんひんにょう)とは、就寝中に尿意で目が覚め、排尿する必要がある状態を指します。一般的に、夜間に2回以上排尿のために起きる場合、夜間頻尿と診断されます。

「眠りが浅いだけ」「年だから仕方ない」と放置されがちですが、睡眠が分断されることで、日中の集中力低下や慢性的な疲労につながり、生活の質(QOL)を大きく低下させてしまうことがあります。

夜間頻尿が引き起こす主な症状とリスク

夜間頻尿による睡眠不足は、単なる眠気だけでは済みません。

 

疲労の蓄積: 途中で何度も目が覚めるため、脳と身体の回復が十分に行われない状態が続きます。

転倒・骨折のリスク: 特に高齢の方は、暗い夜間にトイレに向かう際の転倒リスクが高まります。

体調不良の悪化: 自律神経やホルモンバランスの乱れを招き、様々な体調不良(めまい、動悸、不安など)を誘発・悪化させる原因にもなります。

あなたの夜間頻尿の原因は?【一般的な原因と当院の見解】

一般的に考えられる夜間頻尿の主な原因

夜間頻尿の背景には、様々な要因が関わっています。

 

1. 夜間の水分摂取過多: 就寝前の水やお酒、カフェインの過剰摂取。

 

2. 抗利尿ホルモンの分泌低下: 加齢などにより、夜間に尿の量を減らすホルモンの働きが鈍くなる。

 

3. 膀胱容量の減少: 過活動膀胱や前立腺肥大症などで、膀胱に溜められる尿の量が少なくなる。

 

4. 下肢のむくみ(浮腫): 日中に下肢に溜まった水分が、就寝して横になることで血管に戻り、尿として排出される。

当院が注目する夜間頻尿の根本原因

当院では、一般的な原因に加え、「身体の土台」や「情報伝達」の乱れを根本原因として捉え、アプローチします。

1. 内臓機能の低下と体液バランスの乱れ

中医学では、体内の水分代謝は主に「腎(じん)」の働きと深く関わると考えられています。また、身体の体液バランスは、ミネラル(カリウムとナトリウム)によって保たれています。

 

ナトリウム過多・カリウム不足: 細胞外の水分が多くなり、むくみやすい(浮腫みやすい)状態は、夜間頻尿のリスクを高めます。

 

腎機能の低下: 有害金属(カドミウム、アルミニウムなど)の蓄積による腎機能の低下は、腰痛や糖尿病系疾患のリスクを高め、体液の排出機能にも影響を及ぼします。

2. 自律神経の機能不全と血流障害

慢性疲労や不眠、原因不明の不調の多くは「五臓の情報伝達」の乱れが原因です。排尿をコントロールする自律神経が乱れると、夜間になっても膀胱が活動的になり、尿意を感じやすくなります。

 

水素、温熱療法: 自律神経失調症の改善において、体内の酸化(老化)を防ぐ水素が重要であるという見解があります。

 

姿勢の問題: 椅子と机が合わない、動かないなどのテレワークのデメリットや、柔らかいソファ、こたつでの姿勢は骨盤後傾や円背を引き起こし、大腰筋の緊張腸下垂につながります。これらが内臓を圧迫し、血行不良や頻尿の原因となることがあります。

夜間頻尿の根本対策

当院では、施術と生活指導の両面から、夜間頻尿の根本改善をめざします。

根本原因にアプローチする施術(五臓・自律神経の調整)

当院の施術は、痛むところだけを治すのではなく、触診や検査を通して五臓のどの情報伝達が乱れているかを見つけ、そこに静かな刺激で情報を整えることで、心身を同時に整えることを得意としています。

特に、内臓機能や体液バランスを司る「腎」をはじめとした五臓のバランスを整えることで、身体の土台から改善に導き、夜間頻尿の症状が再発しにくい身体づくりを行います。

栄養・食事面からの対策(内臓機能を高め、体液を整える)

夜間頻尿の対策として、日頃の食習慣を見直すことが非常に重要です。

 

対策のポイント     

血糖値スパイクの予防

② 体質をアルカリ性に

③ 胃腸を休ませる

 

具体的な方法

①野菜、海藻、きのこなどのおかずを先に食べる、冷まして食べる、お酢を摂取する

② 水にクエン酸を混ぜて飲む

  1日の食事を8時間以内に済ませ、16時間空腹時間を作る(有酸素食事法)

 

期待できる効果

① 血糖値の急激な上昇を抑え、自律神経と内臓の負担を減らす

② 血液の液状成分(血漿)をサラサラにし、生理痛だけでなく体液循環の改善にも役立つ

③ 胃腸を休ませ、酵素を代謝に注ぎ、体質改善やデトックスを促進する

生活習慣・運動面からの対策

対策のポイント

足元の環境改善

② 冷えの対策

③ 睡眠の質改善

 

具体的な方法

硬い床での立ち仕事はパンプス(前荷重)を避け、スニーカーなどの履き物に変える

② 座位でのクーラー対策として、お腹の施術やご自宅でのセルフケア(温める)を行う

③ 寝る前にストレッチポールなどで肩を開き、速筋運動(40秒)を行う

 

期待できる効果

下肢のだるさ、痛み、冷え、静脈瘤を改善し、むくみを軽減する

② 腸下垂や冷えによる大腰筋の緊張を和らげ、内臓機能の働きを助ける

③ 体温が上がり、脳の血流を下げて、睡眠の質を良くする効果が期待できる

夜間頻尿でお困りの方はご相談下さい

長年の夜間頻尿は、単なる泌尿器系の問題ではなく、睡眠不足を通じて心身の健康を蝕む深刻な問題です。

自律神経、姿勢、栄養状態、そして中医学でいう「五臓」のバランスの乱れが複雑に絡み合っていることが多くあります。

夜間2回以上の排尿で目が覚める場合、対策が必要です。

• 根本原因には、五臓(特に腎)の機能低下自律神経の乱れが関与していることが多いです。

• 対策としては、カイロプラクティックによる五臓の調整血糖値スパイクを防ぐ食事、そして姿勢や睡眠の質を高める生活習慣の見直しが重要です。

 

当院では根本原因にアプローチすることで、あなたの夜間頻尿の改善をサポートいたします。

 

大和駅前カイロプラクティック