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人間、動物、植物、あらゆる生物は太陽光線を浴びる事で生命を維持してきました。
光線療法とは太陽光線に近い身体に有益な光線(紫外線、可視光線、赤外線の3種類)を照射して細胞を元気にさせ、免疫力や血液循環を促進させて、自然治癒力を向上させて
心身の病気、不調を治す療法です。
1854年ナイチンゲールがクリミア戦争の際、野戦病院に入りきれない野外の負傷兵の方が治りが早いのに気付き、病室の日当たりを良くして治療効果をあげた逸話があります。
19世紀デンマークの医師のニールス・フィンゼンがカーボンアーク灯を使用した公園の照明や街路灯の下で暖を取っていた病気を持った浮浪者が健康になるのに注目しました。
カーボンアーク灯(フィンゼンライト灯)を医療に持ち込み光線療法を発明。
1903年ノーベル医学生理賞を受賞しています。
我が国では昭和2年(1927年)に黒田保次郎が光線療法(光線治療室)を開設。
昭和16年(1941年)財団法人光線研究所を設立。
その歩みは90年にも及びます。
光線療法の作用と効果
1.血液循環の促進
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紫外線は血管を拡張、可視光線、赤外線は血液循環を促進。
血行状態を改善することは全ての病気に有効です。
特に足の冷えを改善することが重要です。
2 .ビタミンDの合成(ほとんどの病気はビタミンD不足)
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ビタミンDは食事から摂取するきのこ類(椎茸、きくらげなど)に含まれるビタミンD2(植物由来)と、魚(鮭やいわしなど)や卵に含まれるビタミンD3(動物由来)があります。
ビタミンDは食事よりも日光に当たることによって、80%~90%を体内でつくることができるという特性があります。
ビタミンDのその凄い効果は…
・骨の強化(骨粗鬆症、くる病、骨軟化症、変形性膝関節症の予防)
・発ガン抑制(紫外線uvb不足で乳ガン、膀胱ガン、大腸ガン、卵巣ガン、食道ガン、胃ガン、直腸ガン、前立腺ガンの罹患率増加)
・ 表皮細胞の正常化(アトピー、尋常性乾癬など角化細胞の炎症増殖抑制)
・インスリン分泌の調整(糖尿病抑制)
・インフルエンザ、風邪の予防(感染防御)
・血圧降下(高血圧症予防)
・胃液分泌促進
3.消炎 鎮痛効果
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炎症を起こした患部では発赤、発熱、腫れ、痛みを起こす。
血管が収縮して血液循環が悪くなり、筋肉が緊張している状態です。
可視総合光線により血管が拡張して、血液循環が良くなり、筋肉の緊張が緩和してプロスタグランジン、ブラジキニン、ヒスタミンといった発痛物質が流れて、痛みが軽減、炎症を抑え、腫れが引きます。
それにより組織の回復が早くなります。
・関節痛、神経痛の改善
・打ち身、捻挫の回復
・急性、慢性の痛みの除去
4. 生体リズムの調整
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1日は24時間だが、人間の体内時計は25時間と言われています。
睡眠障害を引き起こすその1時間のズレを調整するのが可視光線。
セロトニンや睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を促進します。
・不眠症や睡眠障害の改善(特に高齢者)
・季節性うつ病、自律神経失調症の改善
5.免疫力アップ
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温熱作用やミトコンドリア活動促進で免疫細胞が強化。
免疫の最前線の粘膜組織(鼻 のど 胃 腸)の活性化。
・感染症の予防
・術後の回復
・ガン予防、再発予防、術後の回復促進
6.肉芽発生作用 殺菌作用
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可視光線は線維芽細胞の増殖を促進し(損傷治癒の促進)、紫外線は殺菌作用があります。
血中ビタミンD濃度が高いと傷の治りが早くなります。
・褥瘡(床ずれ)予防
・外傷の回復
・手術傷の回復
・火傷の回復
・風邪の治療や予防
・創傷部の感染予防
7.解毒作用
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体内の解毒に関係する肝臓、腎臓の働きを促進します。
・黄疸の予防
・食中毒の改善
・薬物中毒、アルコール中毒の改善
8.消疼作用
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痒みの原因である炎症や免疫異常を改善。
紫外線は痒みを抑える働きがあります。
・アトピーや湿疹による痒みを抑制
9.利尿作用
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全身の血液循環が良くなり、腎臓への血流が増えると
腎臓の働きが良くなり、利尿作用が促進します。
・心臓病、腎臓病の予防
・むくみ防止
・夜間頻尿の予防
・痛風予防
10.呼吸機能改善作用
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可視光線により赤血球の酸素運搬能力が向上。
呼吸筋の動きも良くなり、呼吸が深くなります。
全身への酸素供給が増加します。
・呼吸器疾患の改善
・動悸、息切れの改善
・気管支炎、喘息の改善
・肺気腫、塵肺症の改善
11.神経機能改善作用
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可視総合光線による神経障害の回復、機能活性化します。
・脳卒中の後遺症(手足の麻痺)の回復
・神経麻痺の回復
・小児麻痺の回復
・手足の痺れの改善
12.食欲 便通の改善
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内臓の血行改善と消化液の分泌促進し
胃腸の蠕動運動の改善します。
・食欲不振の改善
・胃炎の改善
・便秘の解消
13.コレステロール低下作用
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肝臓の働きや脂質代謝が良くなり、
余分なコレステロールが減少します。
・動脈硬化の改善
・脂質異常の改善
14.ミトコンドリア活性化作用
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人間の細胞は60兆個あり、全てにミトコンドリアが存在して
エネルギーを作り出しています。
ミトコンドリアが不活性だと心身の病気や不調になます。
ミトコンドリアが活発化されると回復力が増し、心身ともに元気になります。
・体温調節
・免疫強化
・体力向上
・老化抑制
15.ヒートショックプロテインの産生作用
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体内のタンパク質が様々なストレスで損傷を受けた場合
修復や分解をするにがヒートショックプロテイン(HSP)です。
生体を温めると、細胞中のヒートショックプロテインが増加して
損傷を受けたタンパク質の修復、分解が促進。
身体を回復させるにはヒートショックプロテインを増やすのが重要です。
・生体防御、ストレス防御
・免疫強化
・創傷治癒促進
16.一酸化窒素(NO)の産生
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血管内皮細胞で一酸化窒素が産生され、血管の血管の平滑筋組織に働きかけ血管拡張作用があります。
(1988年 ノーベル賞生理学賞受賞 ルイス イグナロ博士)
光線療法の紫外線は皮膚で一酸化窒素を産生させます。
・活性酸素の除去
・動脈硬化の予防、改善
17.筋力 運動機能向上作用
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筋肉への血行が促進され、筋肉や関節が柔軟になり筋力 運動機能向上します。
血中ビタミンD濃度が高まると下肢筋肉機能が良くなります。
・パフォーマンスアップ
・筋力アップ
・身体動揺抑制作用(ブレなくなる)
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