3ヶ月でセロトニン活性するには
1. 規則正しい生活(早寝早起き)
![セロトニン活性 早寝早起き](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2020/04/4A5B5CA2-1135-4E30-81A1-B9D28F4F5F07-640x480.jpeg)
セロトニンは朝活性化され、夜弱くなります。
朝起きるとセロトニンの分泌を始め
太陽が出ている朝から昼間に分泌されやすく
睡眠中や日が沈むと分泌がほとんどしなくなります。
セロトニンを増やすには不規則な生活や昼夜逆転の生活を改める事が重要です。
人間の本来持っている生活リズムは昼間活動して夜は休む事です。
この原則を守る事がセロトニン活性化や自律神経のバランスを整えるのです。
また睡眠を誘導するメラトニンはセロトニンから作られます。
朝から昼間にセロトニンを分泌させると、夜メラトニンの分泌が促進され
不眠症の改善にもなります。
2. 日光浴
![セロトニン活性 日光浴](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2020/04/B7C22E2C-7815-4001-8D07-F5C2FAA7E89D-640x480.jpeg)
セロトニンを活性化させるのが太陽光線です。
人間、動物、植物、あらゆる生物は太陽光線を浴びる事で生命を維持してきました。
太陽を浴びる事は非常に重要なのです。
朝起きて太陽光線を網膜に取り入れるとセロトニンが分泌されます。
起床直後から太陽光線を30分程度浴びるのがセロトニン活性化に重要です。
日の出から1〜2時間が理想です。
照度は3000ルクス程度でセロトニン活性化します。
(昼間の太陽光線は10000ルクス以上→直射でなく木陰や窓際で充分)
晴天でなくても、曇り空でも充分にセロトニン活性化します。
注意点としては疲れるまで日光浴はしないようにしましょう。
また、朝に太陽光線を浴びてセロトニンを分泌させると、
夜メラトニンの分泌が促進され、不眠症に効果があります。
3.リズム運動
![セロトニン活性 リズム運動](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2020/04/D5FAEA5C-BD30-4F10-916E-AFDD41967900-640x427.jpeg)
一定のリズムで筋肉の収縮と弛緩を繰り返す運動を反復して行うと
セロトニン神経が活性化されます。
ウオーキングや軽いジョギング、自転車漕ぎ、スクワットや踏み台昇降。
ストレッチやヨガ、丹田呼吸法も効果があります。
またガム噛みなどの咀嚼運動もセロトニン活性化します。
うつ病の改善にリズム運動が効果的という研究結果もあります。
セロトニン活性化するリズム運動には集中・継続・適度が大事です。
リズム運動の代表的なウオーキングは誰かと話しながら、音楽を聴きながら、
携帯を見ながらの「ながら運動」ではセロトニン活性化しません。
通勤で歩く、犬の散歩も効果はありません。
人混みや交通混雑などのストレス環境のない場所で一定のリズムで
歩く事に集中しないとセロトニン活性化しないのです。
それは他の運動も同様です。
またセロトニンは貯蔵出来ません。
毎日セロトニン活性をする必要があります。
週に1回だけ長時間リズム運動しても、
毎日必要とするセロトニンの分量には足りないのです。
1日5〜10分でも良いので毎日継続して行い
セロトニン活性させなければいけません。
疲れるまでリズム運動を行うとセロトニン分泌量は低下します。
5〜30分ほどで疲れない程度に毎日行いましょう。
4. スキンシップ(グルーミング)
![セロトニン活性 スキンシップ](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2018/02/1dd76e9466309f5b2ece2d7c824e44791-640x427.jpg)
家族、親子、友達、恋人同士のスキンシップやおしゃべり、手を握る、ハグする
ペットと戯れる、整体に施術などの触れ合いがグルーミングでセロトニン活性化、
ストレス解消に効果があります。
グルーミングやスキンシップなど肌と肌の触れ合いは
愛情ホルモンのオキシトシンを分泌させます。
オキシトシンは「愛情ホルモン」と言われ、心に安心感を生み
ストレス物質のコルチゾールを抑制します。
コルチゾールは副腎から分泌され、ストレスに対抗するホルモンですが
ストレス過多で大量分泌されると副腎疲労になり
糖尿病や高血圧など様々な病気や自律神経失調症、不安障害になります。
オキシトシンはストレスを解消してコルチゾールが増え過ぎるのを防ぎ
病気や自律神経失調症、不安障害を予防してくれます。
またオキシトシンは対人コミュニケーション能力を高める効果があります。
なるべく毎日、沢山の人と話す、触れ合う機会を増やす事で
セロトニンもオキシトシンも分泌されて、心身のストレスが解消します。
5. 栄養(食事)
セロトニンの原料を摂取する
![セロトニン活性 栄養](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2020/04/561A6D59-7C5E-4455-8E5D-CF0B37272E2F-640x480.jpeg)
体内にあるセロトニンは腸が90%、血液8%、脳に2%あります。
腸のセロトニンは血液脳関門を通らないので脳には入れません。
自律神経や精神の安定に必要なセロトニンは脳内にあるたった2%なのです。
脳内のセロトニンは脳内で合成しなければなりません。
セロトニンを作る材料は体内では合成出来ないので食事を通して摂取する必要があります。
セロトニンを作る材料はトリプトファンという必須アミノ酸です。
(トリプトファンが多く含まれる食材は豆腐、納豆、味噌、醤油などの大豆食品、豆乳、チーズなどの乳製品、牛・豚などの赤身肉やレバー、バナナ、ゴマ、ピーナッツ、卵など)
トリプトファンが炭水化物によって脳内に運ばれて、ビタミンB6と合成する事で
セロトニンが作られます。
毎日の食事でトリプトファン、炭水化物、ビタミンB6を摂取する事で
トリプトファンが脳内に到達して、脳内セロトニンが作られるのです。
(ビタミンB6が多く含まれる食材は赤身の魚(マグロ、カツオ)、肉、レバー、にんにく、豆類、果物(バナナ、プレーン)、魚類(さんま、あゆ、いわし、煮干し、干し海老)、貝類(しじみ、赤貝、あさり)
海藻類(青のり、ひじき)、卵など)
必要量のビタミンB群を食事だけで摂取するのは難しいです。
サプリメントで補充するのが良いのですが
セロトニン活性のためにはビタミンBコンプレックス(全てのビタミンB群が入っているサプリメント)を1日100〜150mgは摂取しましょう。
「市販のサプリメントを飲んでます」という方は多いですが
成分量が全く足りてないのが殆どです。
サプリメントは必要量が摂取出来ないと、全く効果はありません。
トリプトファンやビタミンB6両方とも動物性タンパク質や植物性タンパク質の摂取が重要です。
(動物性タンパク質よりも植物性タンパク質の方が脳内でセロトニンの材料としては利用しやすいので、両方ともバランス良く摂取しましょう)
炭水化物(ご飯、パン、ラーメン、うどん、菓子パン、パスタ、おにぎりなど)中心の食事では
脳内でセロトニンが合成されません。
炭水化物だけではなく、しっかりタンパク質を毎日、毎回摂取する必要があります。
1日に必要なタンパク質摂取量
![](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2020/04/10077E2E-9C2D-4F9A-B5B2-382115C06277-640x709.jpeg)
タンパク質は身体を作る原料です。
骨も筋肉も皮膚も血液もホルモンも内臓、食べ物を消化する消化液など
全ての細胞はタンパク質で出来ています。
不足すると病気や心身の不調が出ます。
セロトニンもタンパク質が無いと作られません。
殆どの人がタンパク質が不足しています。
必要摂取量は体重1kg✖️1〜2倍は必要なのです。
体重の1〜2倍は必要です。
つまり50kgの人は最低50g〜100g。
食事で表すと
卵だけだと7.5個〜15個。
牛肉だと235g〜470g。
豆腐だと6丁〜12丁。
鮭だと50gの切り身1枚を5〜10枚。
食べられていますか?
タンパク質、いかに不足しているか分かると思います。
理想は朝昼晩
動物性タンパク質(肉、魚、卵)※生卵はビタミンの吸収が悪くなるので加熱しましょう
植物性タンパク質(納豆、豆腐、えんどう豆、枝豆、アスパラガス、豆乳)
各々を手のひら分の量を1品ずつ食べましょう。
朝は魚と納豆、昼は卵料理と豆乳、夜は肉と豆腐など。
タンパク質は貯蔵出来ずに、生活のエネルギーに使われてすぐに枯渇するので
朝昼晩毎食摂取して、あと間食でゆで卵、プロテイン、チーズ、プロテインバー、鶏肉ささみ、ナッツを食べて、常にタンパク質が体内にあるようにしましょう。
豚肉200g→タンパク質約30〜40g
卵3個→タンパク質約20g
これでタンパク質50〜60g。
銀鮭50g 2枚→タンパク質約20g
納豆もしくは豆腐→食べる量にもよりますが、タンパク質約5〜10g
間食にプロテイン1日1〜2杯でタンパク質約20〜40g
プロテインバー1本でタンパク質約10g
これでタンパク質約100〜120g。
目標値達成です。
タンパク質不足の人は消化機能が低下していますので
いきなり、これだけ食べるのは難しいので
まず体重分のタンパク質を摂取する事から始めましょう。
ATPを増やす(ミトコンドリア活性化)
![ATP ミトコンドリア活性化](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2019/03/CEE31F90-5065-483C-BC74-7E2F32BC53DC-640x367.jpeg)
人間が健康に生命活動を行うにはエネルギーが要ります。
そのエネルギーがATPです。
車で言えばガソリンです。
ガソリンが無いと車が動かないのと同様に
ATPが無いと身体は動きません。
呼吸、循環、免疫、解毒、消化吸収、排泄、生殖、代謝、血液循環、ホルモン分泌……。
身体を動かす、呼吸をする、仕事をする、家事をする、勉強をする
全ての生命活動にはATPが必要です。
身体を回復させる、気温気圧の変動に調整するのもATPが必要です。
ATPが沢山ある=元気、健康、ポジティブ
ATPが少ない=心身の不調、病気、疲れやすい、ネガティヴ
ATP無くなる=死亡
ATPを沢山作るにはミトコンドリアの活性化が必要です。
ミトコンドリアは各細胞に300個から数千個、人間全体で体重の10%あります。
特に脳や筋肉、肝臓、心臓といったエネルギー需要の多い臓器に多数あります。
(卵細胞にも10万個あり、受精着床に影響がありミトコンドリア不足で不妊症になります)。
ミトコンドリアは活性酸素(ストレス)に弱いです。
ミトコンドリアを活性化するに光・熱・酸素・栄養・休養が大事です。
・食事、サプリメント、プロテインで栄養吸収
タンパク質(アミノ酸)、糖質、脂肪酸、鉄、亜鉛、マグネシウム、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、COQ10、NADH、MCTオイルなどの栄養素、ビタミン、ミネラルを積極的に摂取しなければならず食事でその全てを摂取するのはまず無理です。
(ちなみに鉄の必要摂取量を食事だとバケツ4杯分のほうれん草を食べなくてはいけません)
・筋肉リズム運動で全身の筋肉を活性化して、熱を生む身体にする
(人間の最大の発熱機関は筋肉)
・オートファジー(細胞内でのタンパク質の分解。12~13時間のプチ断食やファステイングにより空腹時間を作りミトコンドリア新生させる)
・ヒートショックプロテイン(朝日を浴びる、入浴、寒中水泳、息を止める)
・整体で歪みや筋肉の強張り、神経伝達を良くして呼吸を深めて
血液・リンパ液・脳脊髄液の循環を促進し、細胞に酸素と栄養を届ける。
・睡眠時間や休養をしっかり取る。
ミトコンドリアが活性化して、ATPが増えると心身ともに元気になります。
血糖コントロール
![セロトニン活性 血糖コントロール](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2020/04/F2F52125-9A00-417A-BD79-2D260790AEB1-640x431.jpeg)
甘い物で元気になったような気がするのは単に血糖値が上がったからです。
甘い物に疲労回復効果はありません。
むしろ弊害の方が圧倒的に多いです。
炭水化物や糖質中心の食事は血糖値の急上昇→急降下(血糖値スパイク)となって低血糖症になりやすくなります。
また食欲不振で1日1食や食間が長い人は低血糖になっている可能性が高いです。
急激に上がった血糖値を下げるために
膵臓からインスリンを分泌します。
そのインスリンが必要以上に血糖値を下げてしまうので低血糖状態になり、疲れを感じて、再度甘いもの(糖類)がもっと欲しくなり、また摂取して同じことを繰り返します。
低血糖症とは単に血糖値が低くなるだけではなく、
血糖値が高くなったり、低くなったりする状態もあり
血糖値スパイクと言われる状態に陥ります。
その状態になると体内の環境が急激に変化するので身体は疲労を起こします。
低血糖は人間にとって危機的状況です(血糖値が 40 以下だと生命の危機)
そこで血糖値を上げるノルアドレナリンやアドレナリン、コルチゾールといったホルモンが過剰に分泌されることで、イライラなどの気分の変動、うつのような症状、情緒不安定、倦怠感、意欲の喪失(副腎疲労)になってしまい自律神経失調症、不安障害を起こします。
(低血糖症の主な症状
頭痛・めまい・ふらつき・手足の震え・目のかすみ・やたらまぶしく感じる・強い眠気・不眠・気を失いそうになる・感情のコントロールが出来ないなど)
糖質、炭水化物の食事はその消化に体内のビタミンBを大量消費します。
ビタミンB不足だとセロトニン合成が出来ずに、自律神経失調症になります。
低血糖症を防ぐには糖質や炭水化物中心の食生活を改める事です。
具体的には血糖値が急激に上がらない食生活です。
・炭水化物は1番最後に食べる(汁物、野菜、タンパク質を先に)
・間食は甘い物は止める(ナッツや血糖値が急激に上がらない干し芋や甘栗が良い)
・甘いジュースや清涼飲料水、スポーツドリンクは避ける
・食後、すぐに軽い運動(ウオーキング、スクワット等)をする
6. 腸内環境を整える
![セロトニン活性 腸内環境を整える](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2020/04/73F83199-81A6-4F87-B2F0-56B4C50237D1-640x480.jpeg)
脳内でセロトニンを増やすには、トリプトファンを脳内に運ぶ必要がありますが
その前段階で腸内環境を良くして、栄養吸収出来る状態にしなければなりません。
加工食品や添加物、糖質過多、飲酒、暴飲暴食、食欲不振、偏食……。
腸内環境が悪くなると、せっかく食事で栄養を摂取しても吸収されずに
脳内のセロトニンが不足してしまいます。
腸内には1,000種1,000兆個以上の多種多様な細菌が生息しており
これらの様々な細菌がバランスをとりながら(腸内フローラ)
腸内環境を良い状態にしています。
腸には免疫細胞の 7 割が宿っています。
腸には「善玉菌」「日和見菌」「悪玉菌」がいて、互いに拮抗しています。
悪玉菌より善玉菌が多い『腸内フローラ』に整えることが理想ですが
腸内フローラが乱れて腸内環境が悪くなると「日和見菌」 「悪玉菌」が増えてしまいます。
日和見菌の代表選手がカンジダ菌です。
カンジダ菌は常在菌ですが、悪性菌が多く腸内環境が悪化してくると
カンジダ菌も繁殖して、免疫力が低下して記憶力、集中力の低下、倦怠感、食欲不振、吐き気、腹部膨満やガスが出る、便秘下痢 、アレルギー 、不安障害など心身に不調が出ます。
(便秘や下痢ではないからといって腸内環境が良好とも限りません)
腸内環境を悪化させてカンジダ菌を増やす原因になるのが
乳製品(特に牛乳)に含まれる「カゼイン」という動物性タンパク質と
小麦製品に含まれる「グルテン」という植物性タンパク質です。
カゼインとグルテンは腸に炎症を引き起こし、腸内環境を悪化させ、脳の機能を障害したりします。
腸内環境を乱す カゼイン
![セロトニン活性 腸内環境を乱すカゼイン](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2020/04/B7424038-B1B8-455F-A26E-48E7AB6D39D4-640x480.jpeg)
母乳に含まれるカゼイン(βカゼイン)は赤ちゃんの体内の消化酵素で分解が出来ますが
牛乳に含まれるカゼイン(αカゼイン)は消化酵素が違うので分解しにくいタンパク質です。
それでも2 歳位までは牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素(ラクトース)は分泌されているのですが、徐々にラクトースの分泌量は減り、乳糖不耐症(日本人の7割が乳糖不耐症)によって牛乳でお腹ごろごろ、下痢、腹部膨満感という症状を起こします。
腸にとって負担となり、炎症を引き起こしアレルギーの原因にもなるわけです。
牛乳は骨粗鬆症のリスクが高くなります。
また牛乳はカルシウムが豊富で骨を強くすると思われている方も多いですが
カルシウムが多過ぎ、マグネシウムが少ないことが問題です。
カルシウムとマグネシウムはブラザーイオンと言われて
カルシウムとマグネシウムは 1:1 や 2:1 くらいの割合で摂取するのが理想ですが
牛乳ではバランスが 11:1 です。
圧倒的にマグネシウムが不足しています。
(マグネシウムは消化酵素や代謝酵素など体内の300種類以上の酵素の働きをサポートしています。マグネシウムが不足すると憂うつ、不安、イライラ、不眠、疲労、食欲不振、便秘下痢、足をつる、手足のシビレ、まぶたピクピク、記憶力低下などを引き起こします)
また牛乳にはリンなどが多く含まれる酸性食品です。
酸性食品を多く摂取すると、血液を中和するためアルカリ性である骨のカルシウムを溶かしてしまいます。
これを脱灰と言い、骨粗相症の原因になります。
腸内環境を乱す グルテン
![セロトニン活性 腸内環境を乱す グルテン](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2020/04/2B0E5819-F077-47F4-B172-D60425001D46-640x427.jpeg)
グルテンは小麦、大麦、ライ麦に含まれます。
グルテンはアレルギーなどの自己免疫疾患の原因にもなります。
グルテンは人間の消化酵素では分解しにくいたんぱく質で
未消化のまま腸粘膜に傷をつけて、腸に炎症を起こし、
次第に腸に穴があいた状態となります。
免疫細胞の約70%が集まるといわれている腸は本来バリア機能が働き
有害物質やアレルギー物質の侵入を防いでいますが、
腸に穴があき、バリア機能障害を起こすと腸の穴から体内に添加物、農薬や重金属などの有害物質が体内に入り込み、
血管を通り全身に運ばれ、身体の各所で炎症を起こし、身体にダメージを与えます。
このような状態をリーキーガット症候群といいます。
リーキーガット症候群は肥満、糖尿病、肝臓疾患、うつ病、自律神経失調症、ガン、アレルギー疾患(花粉症、アトピー性皮膚炎)やバリア機能障害を起こした大腸では、炎症性腸疾患(自己免疫疾患であるクローン病や潰瘍性大腸炎)を発症します。
グルテン(小麦製品)はパン、パスタ、ラーメン、うどん、ケーキ、ビスケット……。
小麦粉を使った食品世の中に溢れています。
グルテンには中毒性があり、パン好きな方やケーキやクッキーが止めれない方は、 グルテン中毒です。
体重がどんどん減る、食べても痩せていく人はまず腸内環境が悪くなっています。
腸内環境を良くするには
![セロトニン活性 腸内環境を良くする](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2019/03/67969022-1B9D-48F2-8F07-4CFBC866C052-640x480.jpeg)
腸内環境を良くするには
まず毎日排便出来るようにしなければなりません。
食事を摂取しなくても、腸内微生物の死骸や腸粘膜が剥がれたものが排便されます。
便の色は乳酸菌の色を表し、乳酸菌が多いほど黄色くなります。
腸内環境を良くして、毎日排便出来るようにするには
①グルテンフリー、カゼインフリー
② プロバイオティクス
③ 食物繊維
④ 消化能力の改善(タンパク質を摂取する)
①グルテンフリー、カゼインフリー
![セロトニン活性 グルテン カゼインフリー](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2020/04/7D9ACFB7-60FF-4774-A5A9-33B61D9BB900-640x427.jpeg)
グルテンフリーやカゼインフリーが有効です。
グルテンフリー、カゼインフリーとは小麦由来や乳製品由来のタンパク質が含まれる食品を摂取しない食事方法です。
グルテンフリーやカゼインフリーを実践することで、記憶力、集中力の低下、倦怠感、食欲不振、吐き気、頭痛、めまい、便秘下痢 、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー 、うつ病、自律神経失調症、不安障害など心身の不調による症状の改善にも大変有効です。肥満、糖尿病、肝臓疾患、ガンなど様々な病気に対しても高い治療効果を挙げています。
② プロバイオティクス
![セロトニン活性 プロバイオティクス](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2020/04/398BDB08-096F-4E63-B47C-73C76C0247B3-640x480.jpeg)
プロバイオティクスとは腸内フローラのバランスを改善することにより、人に有益な作用をもたらす生きた微生物(有用菌)で、その代表的なものが乳酸菌やビフィズス菌です。
プロバイオティクスは、善玉菌を増やし、悪玉菌を減らして腸内環境を良くして、便利下痢の解消、免疫力アップなどが期待出来ます。
乳酸菌やビフィズス菌には相性があります。
まず摂取して1 か月くらい様子をみます。
便秘下痢が改善していなくても
お腹の膨満感が解消したり、便に形がつくなど(コロコロ、水状でない)変化が出れば良い傾向です。
長年の便秘で腸内環境が悪い方は乳酸菌が効いてくるまでに時間が掛かります。
3 か月続けましょう。
乳酸菌は菌数が多いウルトラフローラや菌の多様性があるコンプリート・プロバイオティクスが効果的なようです。
ビフィズス菌を増やしておなかの調子を整えるオリゴ糖も摂取しましょう。
1 か月以上経過しても変化が見られない場合は、相性が悪いか、菌の量が少ない可能性があります。
相性を見るために総合便検査をお勧めします。
腸内に住み着いている腸内微生物を見て、相性の良い乳酸菌やビフィズス菌を入れていくわけです。
また乳酸菌の摂取や様々な原因で腸内の菌が異常増殖してしまう SIBO (小腸内細菌異常増殖症)の可能性もあり、
腹部膨満感や腹痛、お腹がグルグル鳴る、便秘下痢などの消化器症状を起こします。
過敏性腸症候群(IBS)にはSIBOが60~80%程度合併しているとされています。
疑われる場合は専門機関で受診して下さい。
③ 食物繊維
![セロトニン活性 食物繊維](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2019/04/04DAF935-229B-41C5-A972-BBF0CA2009D9-640x480.jpeg)
腸内細菌は水溶性食物繊維やオリゴ糖、お酢を摂り入れる事で乳酸や酪酸(短鎖脂肪酸)を作り出し
腸のエネルギー源となり、腸のPHを下げ、腸の蠕動運動を促進して悪性菌の増加防止するなど腸内環境を良くします。
食物繊維の豊富な食材を意識して摂ることが重要です。
水溶性食物繊維は、海藻、こんにゃく、果物、野菜に多く含まれます。
オリゴ糖は豆や野菜に含まれます。
④ 消化能力の改善(タンパク質を摂取する)
![セロトニン活性 消化能力を改善する](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2020/04/206CA8E1-8921-467E-8A14-99C92866A539-640x427.jpeg)
摂取した食べ物が胃で未消化のままに腸に運ばれると
腸内で悪玉菌が増え、腸内環境が悪くなる原因になります。
糖質は比較的に消化しやすいのですが
タンパク質は消化しにくいのです。
糖質はアミラーゼが唾液中に含まれていて、口腔内で酵素作用がスタートします。
タンパク質は胃で酵素作用が始まります。
胃で胃酸とペプシノーゲンがしっかり出ることが、たんぱく質の消化では重要なのですが
胃酸とペプシノーゲンの分泌が不足しているケースが多いです。
消化酵素もタンパク質で出来ています。
消化しやすい糖質や炭水化物ばかり摂取して、タンパク質が絶対的に不足すると
胃酸やペプシノーゲンの分泌量が低下して、タンパク質を摂取しても
小腸で最小単位のアミノ酸に分解出来ずに消化吸収出来ずに胃がムカムカしたり、
お腹を下してしまいます。
腸に炎症を起こしたり、悪玉菌を増やし、腸内環境が悪くなります。
タンパク質不足→消化酵素不足→タンパク質を消化出来ない(胃がムカムカ)→嫌でタンパク質を摂取しなくなる(糖質、炭水化物が多くなる)→さらにタンパク質不足→さらに消化酵素不足の負のスパイラルに陥ります。
消化能力を改善するには
・タンパク質を少しずつ摂取して、消化酵素の分泌を促進させる(2〜3か月は必要)
・消化酵素サプリメントを飲む
・食前に胃酸を分泌しやすいよう梅干し、お酢(酢の物)を摂取する
・よく噛む(1口食べたら箸を置き、30回以上咀嚼する)
・胃酸が薄まらないよう食事中の水分は控えめにする
・大根おろし、山芋などを生のまま摂り、消化を促進させる
セロトニン活性化には3ヶ月の継続が必要
![セロトニン活性](https://www.yamato-chiro.com/wp-content/uploads/2018/02/09BC05E9-E2C5-4AA1-941E-94D8821E25F1-640x427.jpeg)
セロトニン不足で心身の不調にある方は
セロトニン活性化させるには早くて3ヶ月必要です。
セロトニン神経には過剰分泌や分泌不足を調整する機能があります。
セロトニン神経の自己抑制回路の自己受容体が
セロトニンの分泌量を把握して、分泌量を増やしたり、抑制したりしています。
自己受容体はセロトニンが不足すると増えて
充分にセロトニンが分泌されれば減っていきます。
自己受容体が減っていくと、自己抑制回路が働かなくなるので
セロトニンは増え続けていく性質があります。
セロトニン活性を初めたばかりでは、自己抑制回路が働き
セロトニン分泌が抑えられて、調子の波があります。
続けていくと、3ヶ月で自己受容体が減って、自己抑制回路が働かなくなるのでセロトニンは増加するのです。
施術、生活習慣や食事の改善を3ヶ月継続するのが大切なのです。
<参考文献>
TJ MOOK 宝島社 有田秀穂氏監修
「脳ストレスが消える!セロトニン&オキシトシン生活」
お電話ありがとうございます、
大和駅前カイロプラクティックでございます。